7月12日、朝早くのフェリーで和歌山県へ向かいます。

四国が遠ざかる。

50日間お世話になりました。

フェリーで和歌山港に着いて、電車に乗ります。次はケーブルカーで高野山へ行きます。


高野山はホントに遠い遠い。
僕は高野山へ来るのはこれで3回目ですが、なんかいつも体調不良で来る気がする。

奥の院へ到着です。ようやく来れました。ここは間違いなくお大師様がいらっしゃいます。
高野山が聖域で奥の院はさらに聖域で奥の院の奥にある弘法大師御廟はもっと聖域です。
お大師様は御廟(ごびょう)の中で今も瞑想を続けておられるとされていてもっとも神聖な場所です。1日2回食事も運ばれます。
御廟まで歩いて30分。
写真の橋(一の橋)を渡ると、空気が変わるのが分かると思います。一の橋を渡り、すぐのお地蔵様は通る人間を観察して閻魔様に御報告されてるそうです。
御廟に近づくにつれ、どんどん空気が澄んで重くなってきます。身体も精神もお大師様に合わせていく感じです。
これに耐えられなければ瘴気に当てられたようになると思います。

もう奥の院であまり写真は撮りませんでした。いろんなお墓や見所はあるけど、興味なかったです。お大師様とご対面するためにここまで来たんだ。人に挨拶されるのも話しかけられるのも、煩わしかったです。
御廟へ向かう最後の橋を渡るときに「南無大師遍照金剛」と唱えます。この橋からは撮影禁止です。より一層、空気が澄んで重くなります。
なぜか、音を立てたらいけない気がしました。
本堂と本堂の後ろのお堂(名前わからない)と地下法場と三ヶ所を参拝します。
人によって違うと思いますが、僕は地下法場が一番好きだし、お大師様の一番近くだと感じます。
地下法場をお参りしてるときは、心地よかった。
山梨さんは、奥の院の参道を歩いてるときから、泣けてしょうがなかったって。
でもこれで満願です。ありがとうございました。

次は総本山の金剛峰寺と壇上伽藍です。

金剛峰寺。
なんかガラ悪くてぼくは嫌いだな。3分といなかった。メガネ君も「自分の知るお寺じゃないって。」
壇上伽藍は素晴らしかった。四国遍路の終わりにふさわしい立派な曼荼羅の仏様たちでした。いつまでもいたかった。でも撮影禁止!!



鳥居もあるんだ。


でも僕は壇上伽藍の仏像や満願することより高野山へ来たらやりたいことがあります。
それは、夜の高野山奥の院へ参拝することです。
これが本当の目的で、自分に課す僕なりの最後の行にします。過去2回は、夜の一の橋を見て怖すぎて帰って来た。
願いと呪いは表裏一体。叶えられない願いは呪いに変わる。夜の奥の院を参拝することは、呪いを解くことにもなります。最後がんばるぞ。
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