6月26日、前日は48番八坂寺の通夜堂で寝かせていただきました。
八坂寺にお不動さんのことが書いてありました。

「火」を信仰するバラモンの拝火教。
護摩供養の炎は御仏の智慧だって。なるほど。
不動明王の顔は慈悲の怒りを表す。そういえば岩屋寺の副住職さんも仰ってました。「お不動さんの顔は親が子に叱るときの顔だよ。」って。
不動明王は人間界と仏の世界を隔てる炎の世界に住むそうです。煩悩、欲望を焼き尽くしてくれる。

やはり修験道があるのですね。この地域には。
この後は、別格霊場の文殊院をお参りしたのですが長くなるので今度書きます。
次は49番札所浄土寺。


このお寺は広くて好きです。ご本尊がお釈迦さまなのですがお寺の広さが御仏の寛大さに感じれました。

なんか安心できるお寺です。

きれいな足跡です。今までで一番かも。

次は50番繁多寺です。
水曜どうでしょう好きな人なら分かるかな?繁多寺はファンタジーって笑。


この50番繁多寺が僕にとってとても辛かった。お参りできる精神状態になるのに時間がかかりました。
身体は疲れてないのに心が疲れて?辛かった。何故なのかわかりませんが約90分ほどベンチで座りこんでしまって動けなかった。
でもこの日は48番、別格、八つ墓、49番、50番とたくさんお参りしました。精神力を使い過ぎたのかな。
八つ墓というのは衛門三郎の8人の子供たちです。衛門三郎は悪人だったため罪のない8人の子供たちは文殊菩薩のお導きにより1日に1人ずつ亡くなっていったと言われています。
その八つ墓をお参りしたのがいけなかったのかな。
正解は分かりませんがとにかく体力は残ってるのに動けないし、考えれないという状況はお遍路中で初めてでした。
なんとか繁多寺を後にしていよいよ道後温泉へ向かいます。今日は有難くお宿に泊まらせていただきます。

坊っちゃん列車。

やっと着きました。

道後温泉。


今日のところは入浴だけの一番安い410円コースにしました。
そしてここで関西坊さんと再会できました。僕とカメラ小僧に晩御飯をご馳走してくれて大層な金額になってしまいましたが全部お支払いしてくれました。
鯛めしやらお酒やらお刺身などたくさん食べてたくさんお話ししました。
お坊さんは道後温泉に着いたら僕らにご馳走つもりで歩いてたんですって。本当に嬉しいですよね
カメラ小僧とお坊さんと別れて宿へ向かいます。
でもこのお二人とはまた会える気がします。
縁が強いですから。
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