6月28日、いよいよ道後温泉を出発して近くの51番石手寺(いしてじ)をお参りします。

この石手寺で手に石を握った赤ちゃんが産まれたそうです。つまり衛門三郎が生まれ変わった土地です。
このお寺は見所がありまして、マントラの地底洞窟があります。


怖いけど惹かれるものがあり、入りました。


1番奥に天井からぶら下がってる仏様がたくさん居られて、お大師さまもいらっしゃいました。
お唱えさせていただき洞窟を抜けます。

いい言葉を見つけたのでパシャり!
次は52番ですが53番を先にお参りします。
なんでかというと、52番では通夜堂があるとお聞きしたので夕方に着くために53番を先にお参りします。

町を通り過ぎた。

田舎を通り過ぎた。

53番札所円明寺(えんみょうじ)へ着きました。
このお寺は隠れキリシタンの信仰した後が見られます。

十字架に見える石像にはマリア様と思われる方が刻まれております。
この次は52番札所太山寺へ向かいます。
でも道後温泉で休みすぎたのか、あまりお寺を隅々まで見たいと思わなくなりました。
たまにこーなっちゃうんですよ。

山門が見えました。


納経の時間が迫ってたので先に納経を済ませ通夜堂お借りしようとしたら、「通夜堂はもう廃止しましたよー」とのことでもうガッカリしました…
泊まろうとした場所が泊まれない時が一番ガッカリします。座り込みながら野宿場所を探したら道の駅を見つけました。
もう電車に乗って道の駅まで着きました。
道の駅に着いてもお店全部閉まってるし、向かいのレストランも休業中だしで残念でした。
カップ麺一個あるけどもうちょっと欲しいと思う。そんな時は関西坊さんのお言葉を思い出します。「無くて当たり前、有れば有難い」。
ベンチで座ってたら、1人の谷村新司似のおじさん(以下、谷村さん)が声かけてくれました。車遍路されてるそうです。「にいちゃん、歩き遍路か?」
谷村さんの子供と年が近いということで仲良くなりました。遍路の話や占いの話をしたら、占いをあまり良く思われてないようでした。
打ち解けたら缶コーヒーを買ってくださって、占いもしてくれんか?と言ってくれたので喜んでさせていただきました。
結果はとても面白いものとなり、感謝していただき僕も一つ自信がつきました。谷村さんもいろんな過去があってどんな将来でも受け容れるとのことでした。
占いの結果は過去は悪く未来は明るいと出ました。
谷村さんに僕の今日のことを話したら、「それはお前のお大師さんがな、この先の道の駅に可哀想なおっちゃんがおるで助けたって、ということじゃ。ありがとな。」だって。
谷村さんと出会ったことで僕の気持ちも明るくなりました。太山寺の通夜堂が廃止されて良かった。
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