2021年5月5日(水)

山門を抜けてせり割り行場へ。

だけどその前にお山巡りをしながら不動明王のお弟子さん三十六童子をお参りです。

先程納経所でいただいたお札を一枚ずつお供えしていきます。

こんな感じで童子ごとに旗が立ってるのでその旗を目印に山を歩く。遍路標識無いからキョロキョロしながら👀

僕は山門抜けたらすぐせり割り行場行けるのかと思ってた。

この急勾配伝わるかなぁ。

普通に難所の山でした😅

迷子になりながらも入口を見つける。

岩屋寺の縁起を簡単に🙇‍♂️

お大師様が修行のためにこの霊山を訪れたところ土佐の生まれの法華仙人という女性と出会う。

法華仙人は法華三昧を成就しており空を自在に飛ぶ事ができこの山で暮らしていた。

お大師様と出会い法華仙人はお大師様に帰依してこの山をお大師様に献上します。

その時に法華仙人はお大師様に一枚の大岩を真っ二つにする神通力を披露しました。

それがこの岩屋寺の奥の院 せり割り行場だと言われています。

納経所でいただいた鍵を持って扉を開けます。

高さが伝わりにくいですが落ちたら大怪我です。

体を岩にぶつけて支えてもらいながら片手で岩を掴んで片手で鎖を掴んで上ります。

上から下へ水が流れるので顔や服にダァーッと流れてきますが目も擦れないまま上りました。

上りきって上から撮った写真。

入口の門がはるか下にあるのが分かりますか?

めっちゃ上ったんだから!

次はこの…なんていうのこれ笑

足をかけるところが無くて本当に困った。

次の日に全身筋肉痛になりましたよ😇

体をなるべく岩にくっつけて上ります。

もう顔も体も手も泥だらけだけど死ぬよりマシだ。

そしたらこの梯子を上る🪜

このせり割り行場に入ってから何十回もお不動様の御真言を唱えました。口に水や土が入っても御真言を唱えることはやめませんでした。

またこの梯子がね…

上ってる間ガタガタ揺れるところがあってもうヤバい。

何で御真言を唱えながら上ってたかというともちろん達成したい気持ちが一番ですが、いつ落ちて死んでも御真言を唱えながら死ねたら本望だろうと思ったからです。

梯子を上り切って頂上です。

白山大権現が祀られています。

でも中には不動明王像だったような気もする。

ノウマク・サンマンダ・バザラ・ダン・センダ・マカロシャダ・ソワタヤ・ウンタラタ・カンマン×3

すごく雨が降ってたけど頂上で30分くらいお祈りしてました。

お大師様も数えきれないくらいここに来て修行をしたんだろうな。

おります。下りる方が怖いよね笑

また不動明王御真言を唱えながら降りよう。

この行場を挑戦しているとどんどん自分の心がクリーンになってくのが分かりました。

仏様と自分を合わせていく。チャンネルを合わせるように。リンクさせていくというか。

自分の心の中に仏様の居場所を作り住んでいただくような感覚。自分を操縦してもらう。

このせり割り行場に入る前はやはり恐怖心がすごくあって、もし死んだ時のために家族に挨拶をしようと思ったくらいです。

でも恐怖心がそのまま全部信仰心に変わっちゃったぜ。

へへっ。ぶれてた笑

せり割り行場はこれで終わりです。なんかどこかで一回死んだ気がする。もちろん物理的にじゃないですよ笑

数時間前の僕とは全然違う心持ちです。

破戒僧がお不動様の御真言を自分なりの解釈で教えてくれました。

「自分の中の邪心やネガティブな感情(怒り、妬み、憎しみ)を偉大なる不動明王様に鎮めてもらう。ポジティブなエネルギーに変えてもらうんだよ。」

今回のこの行場を終えた事で、恐怖があるから強くなれる事を学びました。


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