3月27日(土)
焼山寺のときも丁石ありましたよね。あと何丁って。

でも太龍寺は逆なんですよ。丁石あるんだけど登るごとに増えてくんですよ。20丁→21丁って。だから終わりが分かりにくいんだよね。
2周目でアドバイスも何もないですがこういった難所を登る時の僕なりの心構えがあります。
こう思いながら登ると楽だよみたいな。

それは考えない事。距離、時間を気にしない事。
ザッザッザッって黙々と登る事です。
それか南無大師遍照金剛をひたすら唱えながら登ることですね。

でもね、こうやってくどいくらいの急な坂とか階段を登ってると本当に龍の背中を登ってるような気がしました。

地元のお坊さんで若い頃に野宿歩き遍路をされた方がいるんですけど、その人は嵐の日に太龍寺を登ったそうです。
それでこうして太龍寺を登りながら空を見たら大きな白い龍が見えたそうですよ。あれは雲だと思うが本当に龍のように見えたと言ってました。
龍は天候を操るといいますから。
この24丁の丁石を過ぎたら少しだけ楽な道になります。そこの直線で息を整えて。

そうしたらまた急な登りです。
でも先程24丁石があったからあと1丁ほどで山門に着きます。この登りが一応最後のふんばり所

お疲れ様でした。
山門まではゆるやかな登りです。

山門が見えました。ここからじゃ山門の先は見えないよね。

ここからでも見えない。絶対ここで喜んじゃだめだよ。お遍路は精神を保つことが最重要だから。
心が揺れるのはいかん。

バイクはここに置いてだって。車はここよりちょっと下に駐車場がありますよ。

つまりここからは車・バイク・歩きみんな一緒の道を「歩く」わけです。
この坂を!これがあるから嫌いなんだ!太龍寺は!

めちゃくちゃひどいよね。この太龍寺があるから「山門見ても安心するな」って教えがあるんですよ。お遍路には。

最後の最後でえぐい勾配の坂。
もう本当に精神的にもメッタメタにされる。

お寺までが遠過ぎて遠過ぎて…

もうみんなカタツムリのような速度で歩いてる🐌

凄まじく長くなっちゃったけど勘弁してください。そのくらいお鶴と龍の時は伝えたかった。
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