2021年3月27日

徳島最後の難所「お鶴と龍」を攻略します。

20番鶴林寺と21番太龍寺の2つの山を登って降ります。

民宿は「鮒の里」に連泊です。

前日に宿の主人が提案してくれたルートで挑戦します。

「最初に宿の近くの19番立江寺をお参りして10km歩いてお鶴の登り口まで行って5kmお鶴の山を登ってそしたらお鶴の山を降りて次は龍の山を登って太龍寺で宿の主人に電話「今から降りますよ。」って。それで龍の山を降りたところに主人が車で迎えに来てくれる。」という方法です。

一緒に泊まってる遍路おじさん、カブさんと一緒に車で迎えに来てもらうから頂上に着いたらカブさんを待ちます。もう追い越すつもりんなってる笑。

6時40分宿を出立。

納経所が7時から開くのでそれに合わせてお参りだよ。

19番札所 立江寺

ご本尊は地蔵大菩薩

オン・カカカビ・サンマエイ・ソワカ×3

ここのお地蔵さんとお京さんという女性の話はなかなかエグいよ…

めちゃくちゃ簡単に話すと、お京さんが不倫してその不倫相手と共謀して旦那を殺しちゃってその供養?償い?でこのお寺に来て鐘をつこうとした時に鐘のぐるぐるなってる紐がお京さんの髪に巻き付いて皮膚ごと剥がし取った。

それでお京さんは改心してこのお寺で尼さんになったというお話だった気がする😨

お地蔵さんの別のお姿は閻魔大王と言われてますからね。そういう一面もあるだよ。

強い一面、恐ろしい一面というか経験があるからとんでもなく優しいのかもね。

ちなみにそのお京さんの髪がこのお寺で見れます。

前回、写真を撮って載せてるので見たい方は最初の四国遍路の19番立江寺を見てください。自己責任で🙃

そしたら次は20番鶴林寺登り口までただ歩くだけ。と思いきや。

いつもTwitter見てくれてる人が応援に来てくれた!

とても驚きました。地元に住んでるんだって。

お接待と20番鶴林寺の詳しいアドバイスをしてくださいました。

朝から有難いことだ、ほんとに。嬉しかった。

道の駅「ひなの里 かつうら」

ここのベンチはね、4年前にお鶴と龍を登る前日に寝たベンチだよ。

夜、一人で緊張してたら若い人らがドライブでわいわい来てね、うるせーなと思ってたらジュース買ってくれたんだ。すみません。

それと夜、近くの川を散歩してたら蛍の群れを見つけてすごく綺麗だった

さあこっから。ずーっと坂。まずは藁葺きまで。

この道良いよね。奥がポカッと開いてる感じ

まぁ実際は息ゼェゼェだけど。

ついた、藁葺き

一息入れてこっから本番。

4年前、この「お鶴と龍」の日に初めて歩き遍路の挫折を味わいました。

初めてお大師様を恨んでしまった。痛みや苦しさで。

だから仇打ちのつもりで登ります。

ここで杖を一本借りて、二刀流!

この4年間のうちに小豆島やサンティアゴを歩いてきたので経験は積んでますが、体力が老化したのも事実ですからね。体力の誤算を計算したうえで登ろう。どこまで行っても坂ばっか。

坂を登って坂ばっか。カーブの先も坂ばっか。

途中の休憩所、水呑大師。

先の道を「知ってる」って強いよね。

精神的ダメージはこの時点で全くありません。

水呑大師のベンチから見上げた景色。

黄色も緑も桜もある。黒もある。

本当に綺麗だったよ。

このお鶴と龍の日はかなり長くなると思うので頑張って読んでくれたらと思いますが。


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