2021年4月25日(日)

極楽浄土を思わせるお寺。38番金剛福寺。

でもこのお寺の昔のお坊さんたちは本当に極楽浄土を目指してました。

平安時代の「補陀落渡海」ほだらくとかい

という修行。即身成仏の行です。

参加するお坊さんたちは船に乗って沖へ出ます。

海の果てに西方浄土という極楽を信じてたからです。

お坊さんたちが乗ったら出れないようにドアや窓を釘で打ちつけられ、陸に戻ってこないようにもう一隻の船で誘導して沖へ出たらロープを切られます。

そして船が難破するまで漂流しながらお経を唱えるのです。

食料は少し積みますが陸に戻ることはないのでいつか死んでしまいます。

この金剛福寺でそういう修行が流行った時代がありました。

極楽浄土を願う、目指すスタンスだからお寺の境内の作りも極楽浄土に似せてるんだろうなと思います。

そのお坊さんたちのお墓です🪦

補陀落僧の碑って書いてある。

足摺岬で聞く話は悲しい話ばっかりだ。

お遍路さんの行き倒れ、投身自殺、補陀落渡海…

でもね、さっき食べたレストランの人から聞いた話。

足摺岬ってクジラ、イルカ、海亀がよく来るんだけどめちゃくちゃ近くに来るんだって。

あの岩の横にクジラ来るとかあの木の側にイルカ来て遊んでるとか展望台の下をずっと見てたら海亀よく顔出すよ。とか。

それ聞いて時間あったら足摺岬にゆっくりいたいなと思うようになった!

本当に景色は抜群にきれいだし豪快だよ。

地図で見ると分かるけど足摺岬だけ太平洋に突き出てるからそんな近くまでクジラとか来るんだね。

いろいろ見てたら2時間も経っちゃった。

39番延光寺まで52km。

今日はまだ20km歩かないと。

民宿 大岐の浜に泊まるから。

しかもこの20kmは全部打ち戻り。

だから写真も話も何にもない。

おっ?

道路渡ろうとしてるから怒ったんだけど、無理矢理行くからしょうがないから車を片側交互通行にしました笑

ヘビ渡るまで。

ジンベイ広場まで15km

民宿 大岐の浜まで20km

そうそう、Bluetoothのイヤホンの充電が無かったからこの日はずっと音楽を大音量で流しながら歩いてました。それはそれで気持ち良かった。

最初の遍路道を通って。

反対側から見るとこんな感じなのか。

全然気づかんかった。

渚の遍路道に帰ってきました。

浮きと波が遊んでる🌊

この子に荷物を任せました🧳

ただいま!

ガッツリ寝てたけど😅

僕も疲れたから20分くらい仮眠をとりました。

それでようようお別れを告げて民宿 大岐の浜に出発。

5.5km。もう本当にこの夕方の5kmがやばい。

肉体的にも精神的にもくる。

見て、ヒコーキ雲が田んぼに映ってる

しかも途中で山谷袋が千切れました。

もうダメだ。本当に悲しかった。

次の自販機でリアルゴールドを一気飲みすることを誓ってなんとか自分を騙して進みます。

もうアホみたいに遠く感じた。

結局19時過ぎにつきました。民宿 大岐の浜。

最長の36km歩きましたよ。

お遍路さんたくさん泊まってたけど挨拶だけして部屋に行きました。

やっぱたくさん歩くもんじゃないな。せっかくだから話したかったけど。

僕は素泊まりなんだけど夜21時ごろに女将さんが余ったご飯でおむすびを握って持ってきてくれました。

39番延光寺まで35km


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