2021年4月5日(月)
朝、いとこと奈半利駅で別れました。
3泊4日かな。よくこんな遠いところまできてくれたよ。25番、26番、そして難所の27番を登ってくれた。

就職のことで悩んでるようでしたがまぁ仏様が導いてくれるだろう。お遍路に来れたってことはそういう事だ。ありがとうじゃあ次はGWで笑


僕はバスに乗って前日のキラメッセ室戸まで戻りここまで歩き直します。約20km
田野町まで歩いたら4年前お世話になった善根宿ととろっとに泊めてもらおうと思ってます。
道中、休憩しながらととろっとに電話したらおじさんも僕の番号を登録してたみたいですぐ思い出してくれました。嬉しかったなぁ。
前、おじさんに教えてもらったことは今でも覚えててなるべく実践してきたつもりです。

ついでじゃないけど何となく12番焼山寺の後に泊めてもらったゲストハウスの尼さんに電話しました。
電話出なかったけどすぐ折り返しが来ました。
そしたら尼さんの娘さんで「母は2日前に亡くなりました。」って。
突然の心臓発作だって。
ショックだった。元気そうだったのに。
尼さんが3時間話してくれた説法はとても価値のあるものかもしれない。

落ち込んだまま田野町まで歩いて善根宿ととろっとの主人が迎えに来てくれました。
4年ぶりの再会で本当に嬉しかった。
また3時間くらい話して。いろんなことを話した。
実はここのととろっとの主人と尼さんは大の仲良しなんです。主人も尼さんの死を聞いて落ち込んでた。
4年前にととろっとでお世話になった時にも主人からアドバイスを頂いたんですが、それは全部その尼さんが教えてくれたんだよ。って。
だから僕は4年前からその尼さんの教えを聞いてたんだ。なんか運命を感じました。
尼さんが亡くなったのはとても悲しいけどこのととろっとの主人とはもっと仲良くなれた気がします。
尼さんはお不動さんみたいな人で、主人は菩薩みたいに優しい人ですよ。
尼さんの教えはとてもたくさんあるので全部は書けませんが要所要所で書きたいです。
怒られてもいいからもっと話したかった。いやこれから何十回も電話して教えてもらう予定だった。
尼さんは口癖のように「こんな出来の悪い私を仏様やお大師様はここまで育ててくれた。お遍路さんを助けたり、悩んでる人の話を聞くことで恩返しをしてるつもりだ。だからお礼のお金や品物は一切受け取らない。ありがとうもいらない。」って言ってた。10回くらい聞いた笑。
どこまで生きれるか分からないけど生きてる限り続けていくって言ってた。
亡くなった時もお遍路さんを泊めてる時だったみたい。最後まで貫いた方でした。
尼さんの死を聞いて落ち込んだ日に偶然ととろっとに泊まれて主人から尼さんの話をたくさん聞けたことは全くお大師様と尼さんが引き合わせてくれた事だと思います。
ととろっとの主人は大好きだ。一生お付き合いしたい人だ。信仰の人生の仲間みたいな感じだ。
尼さんはきっといまお大師様に褒められて横に座ってる事でしょう。南無大師遍照金剛
すごくお大師様の巡り合わせを感じた日でした。
0件のコメント