2020年5月
ソード(SWORD)は知性や言葉を表します。
エレメント(属性)は風。
ソードは武器です。知恵を使って金属や石を加工して作られます。人類の知恵の象徴。
物を切る便利な道具であり、人を傷付ける恐ろしさもあります。
A〜Ⅲ

A:開拓 武器を手にする
神さまから武器または知恵を授かり、自力で成し遂げようと決意します。
Ⅱ:葛藤 狭間で悩む
どちらの剣またはアイデアを使うか決めきれず早くも迷います。目を閉じてることにも注目。
Ⅲ:痛み 悲しみで傷つく
ショッキングな出来事に心が深く傷つきます。
現実を受け入れられるか、拒絶してしまうか。
Ⅳ〜Ⅵ

Ⅳ:回復 そなえた休息
心が傷ついたら休むに限ります。
祈りとは休息。そしてひとりの時間を大事に。
Ⅴ:混乱 はりめぐらせる策略
どんな手段を使ってでも勝利を優先するようになります。むなしい勝利。
人に傷つけられて疑心暗鬼になってしまいます。
Ⅵ:途上 現状から抜け出す
価値観を変えるために新天地を目指します。
困難から逃げることも勇気です。
Ⅶ〜Ⅸ

Ⅶ:裏切り 隠れて悪だくみをする
素性を隠しコソコソと盗みます。
価値観はなかなか変えられません。自覚してるからこそ人の知恵を盗もうとしてるのかも。
Ⅷ:忍耐 まわりは敵ばかり
窮地に追い込まれ束縛されます。
本当に囚われてるのは身体ではなく心ですよね。
Ⅸ:苦悶 終わらない自問自答
絶望感や消失感が伝わってきます。
自分の考えが間違っていたのかと恐怖を感じます。最も傷つきやすい状態。
次が最後のⅩ番です。これだけ八方塞がりの主人公に救いはあるのでしょうか?

Ⅹ:岐路 はじまりのための終わり
今までの全ての考え、アイデアを捨てます。
または10本の剣に刺されて人生を終えます。
しかしどこか清々しい表情に見える。
これでようやく新しい考えを受け入れられることでしょう。
個人的にソードの主人公は最後に悟りを得たと思っています。
仏教では「諦める」ことは「明らかにする」ことと同じだと教わりました。
ソードの物語の最後は知性の究極である「悟り」を得る。
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