2020年5月

タロットカードの小アルカナ「カップ」の物語です。

CUP(カップ)は聖杯とも呼ばれます。

つまり神に捧げる儀式や婚姻の契りを交わす儀式などに用いられてきました。

エレメント(属性)は水です。

タロットのカップは形なく流れる愛情や感情を表します。これは芽生えた愛がたどる物語。

A〜Ⅲ

A:慈愛 愛する力 

神から情緒豊かな感性を授かります。溢れんばかりの。

Ⅱ:相互理解 愛と絆の芽生え

愛情を向ける対象が見つかります。個人間のやり取りですね。パートナーシップ。

Ⅲ:共感 喜び分かち合い

仲間意識が芽生え他人と喜びを共有することの素晴らしさを知ります。

Ⅳ〜Ⅵ

Ⅳ:倦怠 愛に飽きる

退屈に見えたり、うんざりしてるように見えます。一人の時間が欲しいのか。

カップが一つ浮いてることにも気付いていない。

Ⅴ:喪失 幸福を見失う

大切なものを見失い、絶望して悲しみにくれます。後ろで光っている二つのカップにも今は気付けません。

Ⅵ:浄化 思い出を振り返る

過去を振り返り懐かしさから大切なものの意味を痛感します。打算の無かった初恋を思い出しているのでしょうか。

Ⅶ〜Ⅸ

Ⅶ:夢 酔いしれる

理想や妄想を夢見ています。追いかけるか惑わされるか現実に帰ればまだ一人きりです。

Ⅷ:変転 求めて旅立つ

区切りをつけて旅立ちます。新たな愛を求めて。

積んだカップを置き去りにする様子は今までの思い出とさよならしてるみたい。

Ⅸ:願望 栄光を得てひと息

求めたものを得て精神的・物質的に満たされます。今までの良くも悪くも思い出を受け入れて誇りに思ったからこその成功です。

次が最後のⅩ番です。Ⅵ番は初恋を思い出してるとしてⅣ番から主人公しか描かれてません。

彼はどうなると思いますか?

Ⅹ:幸福 満たされる

主人公はこれまでの精神的努力が実り幸福な家族を得ます。

遂に安息の地を見つけたような、永遠の愛を見つけたような幸福感に満たされます。

カップの中の水は満たされました。

これで小アルカナのNo.カードは終わりました。

自分の人生に似ている小アルカナの流れもあったことと思います。

大アルカナを神仏や悪魔だとするなら

小アルカナは四苦八苦しながらも最後は達成する聖人たちですかね。

まだ小アルカナにはそれぞれ4人のコート・カード(人物札)が残っています。


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