歩きながらずっとイエス様マリア様に語りかけてました。そりゃ無いよねーひどいよねーお大師様ーって。

でも心の中のイエス様マリア様は「ナヘラへ行きなさい。」としか言ってくれない。

言われなくても向かってますよ!と返しました。

ナヘラには同じペースで歩いてる仲間がみんないますけど正直同じアルベルゲに泊まりたく無いんだよなぁ。信仰心無いし、そのくせ距離が近いし、毎晩バルで遅くまでお酒飲んでるし。

このブログだってその相手をしながら書いてるんです。全然集中できない。

それもあってヴェントサに泊まりたかったんです。わざとこっちのペースを落として。

ついに夜になった。でも町はもう目の前です。

彼らが泊まるアルベルゲは予想がつくので違うアルベルゲを探します。でも全部クローズド。

本当に嫌になってくる。一覧表にはオープンって書いてあるのに!

しかもこのナヘラの町が広くて町の入口からアルベルゲが密集してるとこまで約2kmもある。

これがしんどいんだ。頑張って辿り着いてもクローズドだから精神もゴリゴリ削られるし。

結局、彼らが泊まりそうなアルベルゲに泊まりました。やっぱいました。

今晩はバルに行かずみんなで料理作るんだって。もう材料は買ってきてあるみたい。

僕はいらないって言ったけど何度もベッドまで誘い来るから根負けしていただきました。

彼らは僕が到着するのを待っててくれてたみたいです。だから他のアルベルゲは絶対入れなかったんだな。今日だけで7軒くらい周りましたよ。

彼らは明日、僕の予定してる町より7km先を目指すようですからもう会えないかもしれません。

イエス様マリア様は「どうしてもナヘラまで行きなさい。」と言った。でも僕の祈りたいという願いも叶えてくれた。

料理はさすがにめちゃくちゃ美味しかったです。

僕はタダで良いと言うのでお礼にトランプできゅうりを切る芸を披露しました。

彼らは彼らで純粋に巡礼を楽しんでいるんだな。

僕は「楽しみながら巡礼する。」ことが一番大事だと思っているので彼らのやり方も良いな。

僕は真似できないけど。


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