教会のミサを終えてヴェントサに向かいます。

時間は14時。いつもなら焦る時間ですが今日はあと4km歩けばお終いと気楽に行きます。

ガイドブックと最初にもらったアルベルゲ一覧表には冬でもオープンと書いてありますけど少し不安です。でも「ミサを受けて遅くなるからヴェントサに泊まりなさい。」というメッセージだと受け取りました。

スペインの国旗??初めてちゃんと見た。

ヴェントサには15時過ぎに着くかな?

今日はゆっくりしようと考えてました。

あっという間にヴェントサ到着。

だけどおかしい…。アルベルゲが閉まってる。

ガイドブックも一覧表もオープンって書いてあるのに。

仕方ないから20€くらいのホテルを2軒当たりましたが閉まっている。ここも年中やってると書いてあるのに…

この時はガッカリしました。地面に座り込んでとりあえずタバコを吸いました。

もうどうしようかと…。どうするもなにも12km先のナヘラまで行くしかありません。時間は16時だから着くのは夜になります。

歩きながらずっと考えました。この出来事の意味を。

ヴェントサに泊まれるからミサを受けれたのかと思った。

ナヘラへ行くならミサを受ける時間などありません。

だけど実際は「ミサを受けなさい。」「ナヘラへ行きなさい。」という2つのメッセージだった。

誓って言いますけどお大師様イエス様マリア様を疑っているわけではありません。

ただ巡礼で最も危険な夜に歩くという行為をしてまでナヘラへ行きなさい。という意味を考えてました。自分のペースで巡礼ができない。

どんどん日が暮れます。峠道もあるので急ぎたいけど精神的に疲れて急げない。

真っ暗になると道標が見えなくなるからいやだ。

このアンテナが一つの目印です。とは言ってもまだまだだけど。

あとちょっとで太陽が沈む。

今まで見た行き倒れのお墓。なんでこんなとこで…って思うのがいくつもありましたがもしかしたら夜に歩いたのかなとこの時思いました。

太陽が隠れた。


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