2020年11月
二見ヶ浦で禊をして清められたら次は猿田彦神社へ向かいます
神さまの中でイザナギ・イザナミより仲の良い夫婦かもしれないよ
猿田彦大神と天宇受売命(あめのうずめ)という夫婦
まずは猿田彦さんの拝殿からです。

写真はあんまり撮って無いんだけど夫婦の話で長くなりそう…
「猿田彦大神」出身は国津神🏔
真っ赤な顔して目は鬼灯のようにギラつき鼻はとても長く突き出して背はめちゃくちゃ高い大男。
やっぱり天狗👺なのかね??
「古事記」では高天原という神の国から降りてきて道に迷ってた邇邇芸命を道を照らして導いてくれた神さまとして登場します。案内人ですよね💁♂️
霧を晴らして進むべき道を開いてくれる神さまという事で「お祓い」と「方位」の力があるとされています。開運。
だからほら、境内の真ん中に八方位の石がある。

猿田彦大神の妻は天宇受売命(あめのうずめ)さん
高天原出身の天津神。
先程の邇邇芸命ご一行の中にいて「あなたの名は何ですか?」と猿田彦に訪ねました
多分他の神さまたちは猿田彦が怖いから天宇受売さんに聞いてもらったんだと思うよ笑。
それで邇邇芸命ご一行が猿田彦大神に案内されてるうちに仲良くなったんじゃないかな🤔
最終的にウズメさんは天照さまに「あなたが猿田彦の名前を名乗って、仕えなさい。」と命じられて夫婦になります。
これで天宇受売命は「猿女大神(さるめおおかみ)」とも呼ばれます。さるめさん

さるめさんのエピソードで一番有名なのは高天原に住んでてウズメさんと呼ばれてた頃です。
天照大神が天の岩戸に閉じこもって全然出てこないときにウズメさんが踊りによって天照大神を呼び戻しました。
踊ってるうちに衣服が脱げて半裸状態になってしまいそれがまた面白く天照大神は出てきちゃったんでしょう。
だから踊りだけではなく演技の才能もあるよね。
高天原一のダンサー、ストリッパーだ
こういうエピソードがあるので芸能の神さまだったり度胸のある神さまです。

どうですか?この夫婦は。
見た目のせいで怖れられてる猿田彦と肝が座ってていざという時に頼られる猿女さん。
絶対尻に敷かれてるよね猿田彦さん笑
この2人の出会いを詳しく言うともっと面白い。
邇邇芸命ご一行を案内しようと現れた猿田彦を猿女さんは邪魔者があらわれたと勘違いしてしまいます。
そしたら猿女さん、いきなり服を脱いで胸をあらわにしてバカにしながら猿田彦に向かってったという…
自信と度胸あり過ぎでしょ猿女さん。さすが天津神だ。国津神とはスケールが違う。

それでこの本殿の右側に通り道があるのですがこの道が凄いです。素晴らしい。
この通り道を歩くだけで強制的に祓われる清められるという道です。
猿田彦大神が道開きの神さまだからです。
猿田彦さんが良き道へ導いてくださるので僕たちは歩くだけでいいんです。
猿女さんも助けてくれますよ。猿女さんは高天原出身なので神さまとコンタクトを取ってくれます。
猿田彦さんが選んでくれた道に神さまを付けてくれるのが猿女さんのお役目です。
高天原のお姉さん的存在だからね。猿女さんが言うならって感じかも。
通り道の入口と出口に御幣が立てられてるので分かると思います。
本殿の右側の通り道だからね!
絶対喋らず、振り返らないでね!
何も思わず歩くだけでいいからね!
その通り道を過ぎたら神さまたちの畑に到着

まあ猿田彦神社はこれくらいにします
やっぱり長くなっちゃったから…
あ、そうだ。ここで火打石買うと良いんだって。
買い忘れた👺
どっか出かける時に玄関で自分に向けて打つと猿田彦が道を照らしてくれるみたい。ほしい。
二見興玉神社で海神による禊を受けて澱んだ思いを綺麗さっぱり流されて、猿田彦神社で進むべき道を照らされる導かれる。
これでようやく外宮・内宮へ向かいます。
なにがなんでも天照さまには闇を抱えた人を近づかせないという意思を感じた。
これが太陽神の天照さまに会うための準備なんだと思った。

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